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mix~女性ヴォーカル(EQ)編 [【MIX】楽器別の基礎知識]

今回は女性ヴォーカルのEQ(イコライザー)についてお話しします。

はじめに、女性ヴォーカルはほとんどいじる必要ないです(笑)
と言いますのは他の楽器とあまり干渉しない音域だからです。
男性ヴォーカルと比べると抜けが大分いいです。

とはいえ、曲によっては女性ヴォーカルとて埋もれてしまうこともあると思います。
その場合は全ての楽器において用いられるイコライザーを使います。



イコライザーは帯域ごとに音量を調整できるツールです。
基本はカットの方向で使うと言われていますが、
ヴォーカルは前に出す楽器なのでブーストしても良いと思います。

ブーストする音域は5kHz~8kHz1~2db程上げます。

この音域は実音より高い倍音にあたる音域です。
倍音は簡単に言えば実際に出ている音の倍の音です。
440Hzの倍音は880,1320、1760・・・といった感じです。

実音より倍音を上げた方が抜けが良くなり、空気感がでます。
シェルビングで8kHz以上をざっくり上げるやり方も効果的な場合があります。

そしてブーストしましたが、カットもします。
カットは100Hz周辺をざっくりカットするとスッキリします。
Hi-Passで100Hz以下を下げてしまっても良いと思います。

倍音を上げ、低域を削るとかなり音抜けが良くなるはずです。
ただ、カットもやり過ぎると音が軽くなるのでほどほどにしておきます。

ブースト、カットする量に関して
イコライザーによりかかり方にはかなり差があるのですが、あまり上げ過ぎないことが重要です。
極端に上げ過ぎると位相ずれもおこり、不自然な音になってしまいます。
基本2db以内で行います。

このEQですが、オススメはPULTECのEQP-1Aをシュミレートしたプラグインです。


EQP1A.jpg


こちらはWAVES、IK MULTIMEDIA T-Racks3、BONB FACTORYなどから出ています。
特徴としましては同じ帯域をブーストしつつカットできます。
ブーストしつつも、その周辺の音をうまいことカットしてくれる感じです。
低域、広域各1か所で計2か所の帯域しかいじれません。
ただ女性ヴォーカルはそれ程手を加えなくて良いと思いますので丁度よいかと。

10バンド以上のものもありますが、帯域多すぎると迷走します(笑)
帯域少なく優秀なものがオススメです。

是非ともEQお試ししてみてください。

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