マルチバンド・コンプレッサーとは? [コンプレッサー]
はじめに、マルチバンドとは複数(マルチ)の帯域(バンド)ということです。
例えば、マルチバンドで3バンドのものだとすると、低域、中域、高域とそれぞれ別々に処理が出来ます。
マルチバンドのメリット
中高域はバランスが取れているけど、低域のみが少し膨らんでいるので締めるといったことが可能です。
シングルバンドのコンプだと全域に掛かってしまい、バランスが取れている音域にも影響を与えてしまいます。
そういった時にこのマルチバンドは大変便利です。
しかしながら、バンド数が増えれば増えるほど設定が難しくなります。
ですのでまずは4バンドのものから始めることをオススメします。
本当は3バンドの方がわかり易いと思うのですが中々ないのです。
MCDSPのMC2000等があるようですが、私は使ったことがないのでよくわからないです笑
4バンドのものはWavesのc4がオススメです。
簡単設定
最初は各帯域のゲインをいじるだけにしてみましょう。
マルチバンド、各帯域の区切り、コンプの掛け方等、設定する箇所がかなり多いのです。
いきなり全ては混乱するので最初はゲインのみいじってみます。
高域がキンキンする場合は、高域のゲインをさげるなど、試してみます。
これだけでも、イコライザーとはまた少し違う各帯域のバランス調整ができます。
慣れてきたらコンプの設定にもチャレンジします。
まずは、重要な音の多い中域はデフォルトのままにして、ハジの低域と高域の二箇所の設定を変えてみます。
高域が気になるようでしたら、そのスレッショルド、レシオを少しだけ変えたりします。
各帯域をほんのちょこっと変化させて、様子を見てあげます。
何となく良くなったら、全帯域のゲインを調整します。
これだけでもかなり違うはずです。
マルチバンドものはイジリ過ぎると原音からかけ離れてしまうので少しずつ変えるのがポイントです。
使いこなすと上級者、マルチバンド・コンプレッサー、是非とも使ってみてください。
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