イコライザーとは? [イコライザー EQ]
イコライザー、略してEQ
DAWを始めたばかりだと
名前、効果はなんとなくわかるものの、詳しい使い方が良く分からない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなEQを説明します。
まず簡単に言うと、EQは周波数ごとの音量をコントロールするツールです。
そしてEQは良く使われるものが、大きく分け2種類あります。
実際にどのようなものがあるか見ていきましょう。
グラフィック・イコライザー
まず一つ目、グラフィック・イコライザーは調節できる周波数が決まっているEQです。
itunes や windows media player 、他様々な音楽プレイヤーに標準で備わっていることの多いEQ。
操作は至ってシンプルで各帯域の音量の増減をツマミの上げ下げで調整するだけです。
その反面、自分で帯域を変えたり絞ったりすることができません。
ですので、細かく追い込みたい時にはあまり適さないEQです。
ただEQにより調整すると音が変わるポイントをあらかじめ絞って周波数を決めているので
各周波数帯の特性を掴むには適したEQだと思います。
EQに慣れないうち、変えるポイントがわからない時はまずグラフィックEQがオススメです。
パラメトリック(パラグラフィック)・イコライザー
レコーディングやミキシングで主に使われるのがパラメトリックEQです。
周波数が可変となっているので、細かい調整が可能なEQです。
パラグラフィックEQは
パラメトリックに視覚的に全体の周波数をグラフ表示する機能がプラスされたEQです。
各パラメーター
バンド数で操作できる周波数の数が決まります。
画像のWaves Q10は10バンドなので、最大10箇所のポイント操作ができます。
1つのポイントごとに数値を決めるパラメーターは以下の3つです。
・FREQ
調整する周波数の中心を決めるパラメーター
・Q
FREQで決めた周波数の範囲を調整するパラメーター
FREQを100Hzにしたとして、80Hz~120Hzの100Hzから∓20や
50Hz~150Hzの∓50の範囲など、影響を与える周波数の幅を決める。
Q幅と呼ばれることもあります。
・GAIN
FREQ、Qで決めた周波数の音量の増減を決めるパラメーター
更にQ10の場合は各帯域ごとにEQのタイプも選択できます。
Q10のようにタイプを選択できるものは多いです。
主にに2タイプに分けられます。
・ピーキング・タイプ
先ほど出てきたQでFREQを中心として
均等に範囲を決められるものをピーキング・タイプと呼びます。
グラフの形は山形になります。
シェルビング・タイプ
ある帯域以上(以下)をざっくりとブースト(カット)できるのがシェルビング・タイプです。
低域のカットに特化したものをHi-Pass、高域はLo-Passと呼びます。
低域は全体の音を食うのでHi-Passを使う機会は多いと思います。
後はEQ全体の音量を決める、INPUTやOUTPUTがあります。
ここでEQにおいての最終的な音量を決めます。
以上がEQの基礎的な知識でした。
実際の操作はかなり奥が深いのですが、仕組みは単純ですね。
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