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コンプレッサー基礎 設定 [コンプレッサー]

今回はコンプレッサーの設定に関する基礎知識です。

一般的なコンプレッサーのパラメータは↓の構成です。


Renaisance Compressor.jpg


・THRESHOLD(スレッショルド)

・RATIO(レシオ)

・ATTACK(アタック)

・RELEASE(リリース)

・GAIN(ゲイン)

・ゲイン・リダクションなどを見る為のメーター



コンプを使い始めたばかりだと何のことかわからないパラメータ達です。

1つ1つ見ていきましょう。






・THRESHOLD(スレッショルド)

こちらはヴィンテージコンプ等ではINPUT(インプット)となっている場合もあります。

この場合、インプット上げることがスレッショルドを下げるのと同じことがあります。

そして、スレッショルドとはコンプのかかり始めるレベルを決定するパラメータです。

コンプにより数値のズレはあるのですが、例えばスレッショルドを−10db設定します。
すると、−10db以上の音が圧縮されるということになります。



・RATIO(レシオ)

圧縮の割合を決定するパラメータです。

スレッショルドを超えた信号をどれくらい圧縮するかを決めます。

圧縮の比率は1:2、1:8、1:16など様々です。
1:2の設定の場合、スレッショルドを超えると音量が2分の1になります。

比率が低い方が原音に近いサウンドになり、高いとそれだけ潰れたサウンドになります。



・ATTACK(アタック)

アタックはアタック・タイムのことで
スレッショルドのレベルを超えた信号にコンプが掛かり始めるまでの時間です。

速めに設定すると原音に対してすぐにコンプが掛かります。
するとアタック成分がソフトになり、優しい印象になります。

逆に遅めの設定だと、原音のアタック成分が通過した後にコンプが掛かります。
するとアタックが残り、パンチの効いたサウンドにすることができます。



・RELEASE(リリース)

こちらも時間、リリース・タイムのことです。

これはスレッショルドのレベル以下になった音に対して、コンプが解除されるまでの時間です。

リリース・タイムを長くすると、常にコンプが掛かりっぱなしのようになります。

逆に短くすると、直ぐにコンプが解け原音のレベルニ戻ります。




・GAIN(ゲイン)

ゲインはヴィンテージ系だと、OUTPUT(アウトプット)となっていることもあります。

出力のレベルです。

コンプを掛けると最大レベルが下がるので、下がった分ここで持ち上げるのが基本です。




・ゲイン・リダクションなどを見る為のメーター

そのまんまです笑

どれ位コンプが掛かっているかを見ます。

どれ位圧縮されたかが出るのでここを見ながら各パラメーターを調整します。




以上が基本のパラメーターについてです。


次回は具体的な設定パターンをお話しします。








<関連記事>
・コンプレッサーとは?

・コンプ 設定 音量をそろえる

・コンプで奥行き感を出す

・マルチバンド・コンプレッサーとは?







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