コンプレッサーとは? [コンプレッサー]
今回はコンプレッサーの基礎をお話しします。
まず、コンプレッサーとは音の圧縮機です。
音量レベルを圧縮し、音を揃える働きをします。
コンプで音圧を稼ぐ等と言ったりしますが
これは、圧縮して音のバラつきを無くし、
サウンド全体のレベルを持ち上げるということです。
デジタルは、最大レベルが0dbを超えるとクリップし音が歪んでしまいます。
部分的にクリップすると、ブツブツ鳴ります。
ですので、最大レベルが-1dbだとすると、1db以内でしかレベルが上げられないことになります。
しかし、曲中ずっと最大レベルということは無いと思います。
例えば、最大レベルが-1dbで最低が-10dbだとします。
音量差は9dbと大きめです。
ここでコンプレッサーを使います。
圧縮する事により
最大レベルを-1dbから-5dbに下げます。
すると5db以内でレベルが上げられるようになりました。
この状態で4db上げると
最大レベルはコンプを掛ける前の-1dbになり、最低は-6dbに上がります。
最低レベルが最初より4db上がり、音量差も5dbと小さくなりました。
これが圧縮です。
最低レベルが大きくなった事により、音圧も稼げたということになります。
これが、大まかなコンプレッサーの仕組みとなります。
次回はコンプレッサーの設定に関してご説明いたします。
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